Column
歯医者の役割とは
2026.04.28
こんにちは!岐阜県大垣市のあだち歯科医院です。
今回は「歯医者の役割とは?」についてお話していきます。
「歯医者の役割とは」
「歯医者の役割」と聞くと、
・虫歯を治す
・保存困難な歯を抜く
・歯石を取る
・被せ物や入れ歯で噛めるようにする
そんなイメージを持たれる方が多いかもしれません。もちろん、それらはとても大切です。
しかし本来の役割は、“その人が一生、自分の歯で食べられる未来を守ること” だと私は考えています。
痛みを取るだけではなく、原因を見つけ改善すること。
「怖い場所」ではなく安心できる場所であること。
お口を通して、全身の健康を守ること。
歯科医院は、治療の場所であると同時に、予防の場所であり、人生の質を守る場所でもあります。

「高齢になっても歯が残っているメリット」
① しっかり食べられること
自分の歯が残っている人ほど、硬いものや繊維の多いものもしっかり噛めます。
栄養バランスが整い、体力低下の予防にもつながります。
② 認知症リスクの低下
噛むことは脳への刺激になります。
噛む回数が多い人ほど、認知機能が保たれやすいといわれています。
③ 誤嚥性肺炎の予防
歯が残っていてお口が清潔であることは、細菌を減らし、誤嚥性肺炎リスクの低下にもつながります。
2024年の厚生労働省統計では、誤嚥性肺炎は死因上位に位置しています。
④ 見た目と自信につながること
歯は、表情・発音・笑顔にも関わります。
人とのつながりや、生活の質(QOL)にも直結します。
⑤ 医療費の抑制
歯が多く残っている人ほど、将来的な医療費が低い傾向があるという報告もあります。

「歯を守ることは、生きる力を守ること」
歯を守ることは、
✔ 食べる力
✔ 話す力
✔ 笑う力
✔ 生きる力
を守ることでもあります。
歯医者の役割は、今日の虫歯を治すことだけではなく、80歳になったときの未来を守ること。
30年、40年前は「悪くなったら治す」が中心でした。けれど今は、
「なぜ虫歯になったのか」
「なぜ歯を失ったのか」
その原因に向き合える時代です。
原因が変わらなければ、別の歯で同じことが起こるかもしれません。
しかも、一度治療した歯は元の天然の歯には戻りません。
だからこそ、まだ治療経験の少ない方も、すでに治療を受けている方も、
今一度ご自身のお口と向き合っていただきたいと思います。

「将来、どんな自分でいたいか」
「痛くなったら行く歯医者」 → 「痛くないから行く歯医者」へ。
そんな発想の転換(パラダイムシフト)が、未来の健康を守ります。
未来の自分から、「ここまで歯を守ってくれてありがとう・・・」 そう言ってもらえるように。
私たちは、日々その想いで患者さまと向き合っています。
